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一般財団法人東方学会  平成30年度事業計画


Ⅰ. 出版編纂事業
1. 機関誌「東方學」及び記念号の刊行  
○「東方学」の刊行  
  わが国東方学研究の各専門分野にわたる会員の研究論文を中心に、内外東方学界消息、座談会 [別項III-2]、追悼文等を収録する和文学術誌。巻末に英文論文要旨を附載する。
 本年度においては、第136輯 (巻頭論文:大木康)・第137輯 (巻頭論文:木田章義) を刊行する。
  年2回刊、和文、A5判、本文9P縦二段組、各輯基準頁256頁、各2,100部
○第37回東方学会賞の授賞
 本年度の第37回東方学会賞については、6月中に役委員に候補推薦依頼 (7月中旬締切) を行い、8月末に選考委員会を開催し授賞者を決定する。贈呈式は、11月10日開催の秋季学術大会において行う。

2. ACTA ASIATICA: Bulletin of the Institute of Eastern Culture及び英文出版物の刊行  
  わが国における東方学・日本学の最新の研究論文とその分野における研究史・研究動向等を特集形式でまとめ、海外学界・研究者に紹介する英文学術誌。編集にあたっては責任編集者を委嘱し、専門分野ごとに特定のテーマを設け、その体系的な紹介を企図する。  
 本年度においては、No.115特集「漢字文化圏の医療と自国化」(編集:真柳誠)、およびNo.116特集「中・朝・日三国坊刻本の出現とその展開」(編集:藤本幸夫)を刊行する。
  年2回刊、英文、B5判、本文11P横組、各巻基準頁128頁、各750部
  なお、本年度においては、英文単行本刊行の予定はない。

3. Transactions of the International Conference of Eastern Studies No. LXIII, 2018 (国際東方学者会議紀要 第63冊) の刊行
  第63回国際東方学者会議 [別項II-1] 及び併設開催する第10回日中学者中国古代史論壇[別項II-3] における議事・実行プログラムの他、フルテキスト (東京会議における発表論文2~3篇程度) とその他の全発表要旨、シンポジウム等のチェアマンズリポート、および関西部会における講演要旨等を収録する報告書。
   年刊、英文、A5判、本文8P及び9P横組、予定頁176頁、1,300部

4. 「東方學會報」の刊行
 本会事業及び行事の予告・報告、内外学界動向、主要大学の研究室便り、若手研究者の研究会等支援事業の報告書、会員通信、出版案内など、多方面にわたる情報を適宜提供し、会員および関係学会・団体機関との連携を図る。
  本年度は、そのNo.114を第63回国際東方学者会議と第10回日中学者中国古代史論壇を中心に、No.115は平成30年度秋季学術大会を中心に、事務局が編集を担当し刊行する。
   年2回刊、和文、A5判、本文8P縦3段組、予定年間72頁、各2,200部

Ⅱ.内外学界交流事業 1. 第63回国際東方学者会議(ICES)の開催
 本会議は、1999年の第44回会議以降、東京会議において委嘱発表による企画性・テーマ性の強いシンポジウム・セミナー等を中心にアカデミックプログラムを組織して成果を挙げており、本年度もこの方式によって開催する。これにより、国際化・情報化の急速に進む今日、斯学研究の最新の成果と動向を取り込み、高い学問レベルで国際学術交流に貢献するとともに、広く一般にも公開して東方学・アジア研究の普及を図る。
 〇東京会議 (5月19日〔土〕、日本教育会館8階会議室)
  開会式(801・802会議室) 
    シンポジウム (括弧内は企画責任者)
    I. モノから見た宋元明移行期の海域アジア世界―東アジア史を超えて―
                                      (企画責任者:伊原弘、四日市康博)
    II. 秦帝国の誕生―英語圏の研究者との対話― (企画責任者:籾山明)
   Ⅲ. 明末清初研究の新動向II ―思想・文学・芸術― (企画責任者:大木康)
   Ⅳ. 国家と儀礼―東アジアの中の日本古代文化― (企画責任者:大津透)
   V. 如来蔵とは何か―如来蔵・仏性思想研究の最前線―(企画責任者:斎藤明、下田正弘)
  ペーパーセッション (括弧内は組織責任者)
   東洋美術史 (根立研介)
  交歓パーティー (9階飛鳥の間)
 〇関西部会 (5月26日〔土〕、京都市国際交流会館)
  講演会 (1階イベントホール)
   承志 (追手門学院大学教授、満洲史)
   岡村秀典 (京都大学教授、中国考古学)
  交歓昼食会 (2階特別会議室)
  参観:勝持寺 (京都市右京区大原野南春日町1194、バス移動、JR京都駅前解散)
 〇報告書の刊行
   別項I-3の通り、Transactions of the International Conference of Eastern Studies No. LXIII, 2018
  (国際東方学者会議紀要 第63冊)を刊行する。

2. 海外学者の招聘
 本事業は、海外において東方学を専攻する有力研究者を招聘し、広くわが国の学界・専門研究者との直接交流を行うことを目的とする。
 本年度においては、第63回ICES [別項II-1] の開催に際し、シンポジウムIにRalph Kauz氏 (ボン大学教授) と邱軼皓氏 (復旦大学講師) を、シンポジウムIIにLother von Falkenhausen氏(UCLA教授)とRobin D.S. Yates (McGill大学教授) を、シンポジウムIIIに厳志雄氏 (香港中文大学教授)、シンポジウムIVに雷聞氏(中国社会科学院歴史研究所研究員)を、シンポジウムVにMichael Zimmermann氏 (ハンブルグ大学教授) とChristopher V. Jones氏 (オックスフォード大学研究員) をそれぞれ招聘する。Kauz、Yates、厳、雷、Zimmermann、の5氏については、本会独自で招聘し、邱、Jonesの両氏は科研費での招聘を、Falkenhausen氏は自費での参加を予定している。本会の招聘は3泊4日を原則とし、往復航空運賃と滞在費を本会が負担する。送迎あるいは滞在中の応対は各招聘責任者が責任をもってこれを行うこととする。

3.日中学者中国古代史論壇の開催
  中国社会科学院歴史研究所(以下、歴史所)との交流協定にもとづき、第10回日中学者中国古代史論壇を、5月19日~21日、東京に於いて開催する。中国から卜憲群所長をはじめ15名の参加を予定している。詳細は、7月末刊行予定の「東方学会報」No.114で報告する。
  〔第10回日中学者中国古代史論壇〕
   日時:平成30年5月19日(土) ~21日(月)
   会場:19日:日本教育会館7階会議室 (千代田区一ツ橋)
      20日:早稲田大学文学学術院第1会議室 (新宿区戸山)
      21日:日光見学
   テーマ:学際化する中国学―中国学発展の方法論の探求

4.秋季学術大会及び講演会等の開催  
  平成24年度から、これまで会員総会において一般に公開してきた講演会、シンポジウム、研究発表を分離して秋季学術大会として開催しているもので、本年度においては京都支部主催のもと、2名の講演と東方学会賞授賞者4名の研究発表を行なうとともに、第37回東方学会賞贈呈式を行う。
  〔平成30年度秋季学術大会〕
   日時:平成30年11月10日(土) 10時50分~17時20分
   会場:芝蘭会館別館 (京都市左京区吉田牛ノ宮町)
   次第:
   講演会:宮崎泉 (京都大学大学院文学研究科教授、仏教学)
        東京支部推薦者
   研究発表: 會田大輔 (第35回東方学会賞受賞者)
         上原究一 (第35回東方学会賞受賞者)
         馬場紀寿 (第36回東方学会賞授賞者)
         板橋暁子 (第36回東方学会賞授賞者)
   第37回東方学会賞贈呈式

5. 翻訳・英文校訂サービスの提供
  国際学術交流推進の基礎的事業として、東方学関係の論文、論文要旨、国際会議発表ペーパーの英訳及び英文校訂 (ネイティブチェック) の有料サービスを平成10年度より行なっており、本年度においても継続実施する。

6. 若手研究者の研究会等支援事業
 本事業は、若手研究者の交流と学際的な研究を促進するため、平成23年度より開始したもので、研究会・講演会・シンポジウム等の開催経費の一部として、1件5万円、年間10件までの支援を行うものである。その質を確保するため本会会員 (45歳以下) が申請者になることを条件としている。報告書 (800字程度) は、実施直後の「東方学会報」に掲載する。

7. 国際アジア・北アフリカ研究会議 (ICANAS) 関係業務
  本会では、ICANAS日本国内委員会の事務局を、昭和59年(1984)の同委員会発足から平成16年 (2004) の解散まで担当し、その後、その業務を継承している。その業務は、直接わが国研究者に対しICANAS情報を提供して広報活動を行うとともに、ICANASの上部機関である国際オリエント・アジア研究連合 (IUOAS) との密接な連携を図るものである。

8. 東洋学・アジア研究連絡協議会の事務局業務
  本会では、日本学術会議東洋学研究連絡委員会廃止決定に伴い、民間レベルの緩やかな学会連合を目指して平成16年12月に設立された標記協議会の事務局業務を担当している。本年度においても、総会を兼ねてシンポジウムを開催することとし、詳細を詰めている。
  〔2018年度総会・シンポジウム〕
   日時:平成30年12月15日(土)、会場:東京大学法文2号館1大教室
   次第:10:30~12:00 総会
       13:30~17:00 シンポジウム「近未来の東洋学・アジア研究」

9.「儒蔵」日本編纂委員会の事務局業務
  中国・日本・韓国・越南の漢文体で撰述された重要な儒学典籍を網羅し、校勘・解題を加えて編纂する「儒蔵」編纂事業が、中国の国家的プロジェクトとして2003年12月に開始された。北京大学の「儒蔵」編纂中心 (代表:湯一介教授) から、戸川芳郎教授(当時理事長)に日本における儒学典籍の編纂依頼があり、平成18(2006)年9月に「儒蔵」日本編纂委員会が組織された。本会はその事務局を担っており、委員会開催や委員及び実務担当者への連絡等の便宜を図っている。

10.ホームページによる情報の提供
  本会では、平成14年4月16日にホームページを開設して以来、逐次情報の補充更新を行って、会員・関係研究者のみならず広く内外学界及び一般からのアクセスに応えており、本年度においても積極的に情報の集積・公開に努めることとする。

III.図書室事業
1. 内外研究情報・資料の交換・斡旋と図書室の整備
  本会では内外学界における関係団体機関及び研究者との間に、情報の提供や本会出版物の寄贈・交換を行っているが、本会出版物の送付については、国立国会図書館の受託交換業務の休止 (平成10年度以降)、国際交流基金による出版物 (ACTA ASIATICA) 買い上げの中止 (平成22年度以降) により大きな制約を受けているものの、従前通りの送付を継続する。これにより内外学会・大学研究機関より交換・寄贈を受ける東方学関係図書・雑誌・研究資料、及び本会購入新刊図書の収納・整理を行う。

2. 録音資料の保存
 本年度においては、座談会「学問の思い出」シリーズで藤田宏達先生 (企画:細田典明) を取り上げ実施し、録音資料を永く保存する。

IV.会員関係事業
1. 全国会員総会の開催
 全国会員総会は、平成24年度から講演会・シンポジウム・研究発表を秋季学術大会として分離開催することになったため [別項II-4]、総会としては会務報告・懇親会を11月10日(土) 芝蘭会館別館における秋季学術大会に続けて開催する。なお、懇親会については秋季学術大会参加者にも参加を呼び掛けることとする。
  〔平成30年度全国会員総会〕
   日時:平成30年11月10日(土)17時20分~19時30分
   会場:芝蘭会館別館 (京都市左京区)
   次第:会務報告、懇親会

2. 会員名簿・要覧の刊行
  本会では隔年会員名簿と要覧を刊行しており、本年度刊行の予定はない。
                                                     以 上

平成30年度収支予算書

平成29年度収支予算書内訳表 (PDF 280KB)


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