一般財團法人 東 方 學 會                                      

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一般財団法人東方学会  令和3年度事業計画


Ⅰ. 出版編纂事業
1. 機関誌「東方學」及び記念号の刊行
○「東方学」の刊行
 わが国東方学研究の各専門分野にわたる会員の研究論文を中心に、内外東方学界消息、座談会 [別項III-2]、追悼文等を収録する和文学術誌。巻末に英文論文要旨を附載する。
 本年度においては、第142輯 (巻頭論文:長堀祐造)・第143輯 (巻頭論文:鶴間和幸) を刊行する。
    年2回刊、和文、A5判、本文9P縦二段組、各輯基準頁256頁、各2,000部
○第40回東方学会賞の授賞
  本年度の第40回東方学会賞については、6月中に役委員に候補推薦依頼 (7月中旬締切り) を行い、8月末に選考委員会を開催し授賞者を決定する。贈呈式は、11月6日開催の秋季学術大会において行う。

2. ACTA ASIATICA: Bulletin of the Institute of Eastern Culture及び英文出版物の刊行
 わが国における東方学・日本学の最新の研究論文とその分野における研究史・研究動向等を特集形式でまとめ、海外学界・研究者に紹介する英文学術誌。編集にあたっては責任編集者を委嘱し、専門分野ごとに特定のテーマを設け、その体系的な紹介を企図する。
 本年度においては、No.121特集「般若心経研究の最前線」(編集:斎藤明)、およびNo.122特集「「長期の18世紀」と海域アジア」(編集:島田竜登)を刊行する。
    年2回刊、英文、B5判、本文11P横組、各巻基準頁128頁、各750部
 なお、本年度においては、英文単行本刊行の予定はない。

3. Transactions of the International Conference of Eastern Studies No. LXⅤ, 2021 (国際東方学者会議紀要 第65冊) の刊行
  第65回国際東方学者会議 [別項II-1] および併設開催する第2回中国文化研究国際論壇[別項II-3] における議事・実行プログラムの他、フルテキスト (東京会議における発表論文2篇程度) とその他の全発表要旨、シンポジウム等のチェアマンズリポート、および関西部会における講演要旨等を収録する報告書。
   年刊、英文、A5判、本文8P及び9P横組、予定頁176頁、1,300部

4. 「東方學會報」の刊行
  本会事業及び行事の予告・報告、内外学界動向、主要大学の研究室便り、若手研究者の研究会等支援事業の報告書、会員通信、出版案内など、多方面にわたる情報を適宜提供し、会員および関係学会・団体機関との連携を図る。 本年度は、そのNo.120を第65回国際東方学者会議と第2回中国文化研究国際論壇を中心に、No.121は令和3年度秋季学術大会を中心に、事務局が編集を担当し刊行する。
    年2回刊、和文、A5判、本文8P縦3段組、予定年間72頁、各2,200部

Ⅱ.内外学界交流事業
1. 第65回国際東方学者会議(ICES)の開催
 本会議は、1999年の第44回会議以降、東京会議において委嘱発表による企画性・テーマ性の強いシンポジウム・セミナー等を中心にアカデミックプログラムを組織して成果を挙げており、本年度もこの方式によって開催する。これにより、国際化・情報化の急速に進む今日、斯学研究の最新の成果と動向を取り込み、高い学問レベルで国際学術交流に貢献するとともに、広く一般にも公開して東方学・アジア研究の普及を図る。なお、本年度においては、昨年新型コロナウイルスの影響で中止となったプログラムを中心に、オンラインで開催する。
  〇東京会議 (5月15日〔土〕)
    開会式
    シンポジウム (括弧内は企画責任者)
     I. 術数学研究の課題と方法(水口拓寿)
     II. 平安朝漢文学における散文の諸相(藤原克己)
    III. 17世紀から20世紀初頭のアルメニア人コミュニティーとそのグローバル・ネットワーク(守川知子)
    IV. 安史の乱後の東アジア(岩見清裕)
    V.〈大乗〉仏教―学派・教理・教判の異同とその背景(斎藤明)
   ペーパーセッション (括弧内は組織責任者)
     東洋美術史 (根立研介)
  〇関西部会 (5月22日〔土〕)
    講演会
     YI, Lidu (フロリダ国際大学准教授、中国美術史)
     緑川英樹 (京都大学准教授、中国文学)
  〇報告書の刊行
    別項I-3の通り、Transactions of the International Conference of Eastern Studies No. LXV, 2021  
    (国際東方学者会議紀要 第65冊)を刊行する。

2. 海外学者の招聘
 本事業は、海外において東方学を専攻する有力研究者を招聘し、広くわが国の学界・専門研究者との直接交流を行うことを目的とするものであるが、本年度においては、新型コロナウイルスのため、第65回ICES [別項II-1] に参加を予定しているシンポジウムIの張哲嘉 (台湾、中央研究院副研究員)、シンポジウムIIIのKristine Kostikyan (アルメニア、マテナダラン古文書館シニアリサーチャー)、 シンポジウムVのPaul Harrison (米国、スタンフォード大学教授) および関西部会講演のLidu Yiの各氏には、オンラインで現地から参加してもらうこととする。

3.中国社会科学院古代史研究所との交流
  中国社会科学院古代史研究所(’19.4に歴史研究所から改称)との交流協定にもとづき、第2回中国文化研究国際論壇を、5月15日・16日、中国側とのオンライン会議を予定している。詳細は、7月末刊行予定の「東方学会報」No.120で報告する。
  〔第2回中国文化研究国際論壇〕
   日時:2021年5月15日(土)・16日(日)、オンライン開催
    テーマ:中国文化の統一性と多様性

4.秋季学術大会及び講演会等の開催
 平成24年度から、これまで会員総会において一般に公開してきた講演会、シンポジウム、研究発表を分離して秋季学術大会として開催しているもので、本年度においては東京支部主催のもと、2名の講演と2つのシンポジウムを行なうとともに、第40回東方学会賞贈呈式を行う。オンラインも併用する。
   〔令和2年度秋季学術大会〕
   日時:2021年11月6日(土) 10時~19時
   会場:日本教育会館7階会議室 (千代田区一ツ橋)
   次第:
   講演会:
    大津 透(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
    榎本文雄(大阪大学名誉教授)
   シンポジウム:
    儒・道二教と仏教―三教交渉を再考する(企画・司会:神塚淑子)
     中華の多元化―東アジアの「古代末期」(仮題)(企画・司会:佐川英治)
   第40回東方学会賞贈呈式

5. 翻訳・英文校訂サービスの提供
  国際学術交流推進の基礎的事業として、東方学関係の論文、論文要旨、国際会議発表ペーパーの英訳及び英文校訂 (ネイティブチェック) の有料サービスを平成10年度より行なっており、本年度においても継続実施する。

6. 若手研究者の研究会等支援事業
  本事業は、若手研究者の交流と学際的な研究を促進するため、平成23年度より開始したもので、研究会・講演会・シンポジウム等の開催経費の一部として、1件5万円、年間10件までの支援を行うものである。その質を確保するため本会会員 (45歳以下) が申請者になることを条件としている。報告書 (800字程度) は、実施直後の「東方学会報」に掲載する。

7. 国際アジア・北アフリカ研究会議 (ICANAS) 関係業務
   本会では、ICANAS日本国内委員会の事務局を、昭和59年(1984)の同委員会発足から平成16年 (2004) の解散まで担当し、その後、その業務を継承している。その業務は、直接わが国研究者に対しICANAS情報を提供して広報活動を行うとともに、ICANASの上部機関である国際オリエント・アジア研究連合 (IUOAS) との密接な連携を図るものであるが、近年は休眠状態にある。

8. 東洋学・アジア研究連絡協議会の事務局業務
  本会では、日本学術会議東洋学研究連絡委員会廃止決定に伴い、民間レベルの緩やかな学会連合を目指して平成16年12月に設立された標記協議会の事務局業務を担当している。例年、総会を兼ねてシンポジウムを開催してきたが、新型コロナウイルスの影響を考慮し、4月に開催を検討する。

9.「儒蔵」日本編纂委員会の事務局業務
  中国・日本・韓国・越南の漢文体で撰述された重要な儒学典籍を網羅し、校勘・解題を加えて編纂する「儒蔵」編纂事業が、中国の国家的プロジェクトとして2003年12月に開始された。北京大学の「儒蔵」編纂中心 (代表:湯一介教授) から、戸川芳郎教授(当時理事長)に日本における儒学典籍の編纂依頼があり、平成18(2006)年9月に「儒蔵」日本編纂委員会が組織された。本会はその事務局を担っており、委員会開催や委員及び実務担当者への連絡等の便宜を図っているが、近年は中国で刊行される雑誌の受領と配布程度にとどまっている。

10.ホームページによる情報の提供
  本会では、平成14年4月16日にホームページを開設して以来、逐次情報の補充更新を行って、会員・関係研究者のみならず広く内外学界及び一般からのアクセスに応えており、本年度においても積極的に情報の集積・公開に努めることとする。

III.図書室事業
1. 内外研究情報・資料の交換・斡旋と図書室の整備
  本会では内外学界における関係団体機関及び研究者との間に、情報の提供や本会出版物の寄贈・交換を行っているが、本会出版物の送付については、国立国会図書館の受託交換業務の休止 (平成10年度以降)、国際交流基金による出版物 (ACTA ASIATICA) 買い上げの中止 (平成22年度以降) により大きな制約を受けているものの、従前通りの送付を継続する。これにより内外学会・大学研究機関より交換・寄贈を受ける東方学関係図書・雑誌・研究資料、及び本会購入新刊図書の収納・整理を行う。

2. 録音資料の保存
  本年度においては、新型コロナウイルスの影響により座談会の開催が難しく、時節を待って逐次開催を目指すこととする。

IV.会員関係事業
1. 全国会員総会の開催
  全国会員総会は、平成24年度から講演会・シンポジウム・研究発表を秋季学術大会として分離開催することになったため [別項II-4]、総会としては会務報告・懇親会を11月6日(土) 日本教育会館における秋季学術大会に続けて開催する。なお、懇親会はコロナウイルス感染防止のため、間隔を空けた着席方式で実施する。
   〔令和3年度全国会員総会〕
   日時:2021年11月6日(土)17時40分~19時30分
   会場:日本教育会館 (千代田区一ツ橋)
   次第:会務報告、懇親会

2. 会員名簿・要覧の刊行
  本会では隔年会員名簿と要覧を刊行しており、本年度においては第6期役委員名簿を付して下記の通り刊行する。
  ○会員名簿2022(2021年12月刊行予定)    和文、A5判、本文12P・8P横組、予定120頁、1,450部
  ○要覧2021年版(2021年7月刊行予定)    和英文、A5判、本文8P横組、予定74頁、120部
                                                            以 上

令和3年度収支予算書

令和3年度収支予算書内訳表 (PDF 280KB)


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