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一般財団法人東方学会  令和2年度事業報告


Ⅰ.出版編纂事業
1.機関誌『東方学』及び記念号の刊行
 1) 機関誌『東方学』の刊行
 本年度においては、『東方学』第140輯・第141輯を下記の通り刊行した。
 
 (1)第140輯 (2年7月刊) A5判、本文9P二段組、総160頁、2,000部
    (内容) 論文4篇、内外東方学界消息2篇、座談会、事業報告、英文論文要旨
  ○論文
   野 間 文 史: 平賀中南『春秋稽古』考
   付   晨 晨: 『修文殿御覧』編纂再考――南朝類書の北伝と北朝類書の誕生
   古 畑   徹: 靺鞨・渤海はなぜ「北狄」なのか
   川 村 悠 人: 文法家パタンジャリが認める所有接辞の用法
  ○内外東方学界消息
   平 田 茂 樹: 南宋史研究の現状――“調整与跨域対話:南宋史研究新的可能性工作坊”
          参加記
   藤 田 高 夫: 東アジア文化交渉学会第十一回年次大会に参加して
 ○座談会「先学を語る」――山田信夫先生
  〔出席〕小田壽典、森川哲雄、堀 直、森安孝夫 (司会)、松田孝一、萩原 守
 ○編輯後記 (榎本文雄)

 (2)第141輯 (3年1月刊) A5判、本文9P二段組、総158頁、2,000部
   (内容) 論文5篇、令和元年度秋季学術大会講演・研究発表要旨、座談会、英文論文要旨
 ○論 文
  赤 松 明 彦: バルトリハリのある詩節をめぐる思想史的考察
  宋     晗: 「詠懐詩」における回想の手法
  金     鑫: 西魏・北周の「大誥体」について――その文体改革の意図および文学史に
          おける位置
  平  燕 紅: 義天録所載の『華厳経疏』及び『妙理円成観』の作者について
  遠 藤 総 史: 宋代の朝貢と翻訳――南の海域世界との関係を中心に
 ○令和元年度秋季学術大会講演・東方学会賞授賞者研究発表要旨
 ○座談会 「学問の思い出」――小林忠先生を囲んで
   〔出席〕小林忠、神谷浩、内藤正人、荒川正明、松島仁 (司会)、村田隆志 (企画・文責)
 ○編輯後記 (松井 太)

  本年度における『東方学』への応募論文は総数23篇、編集委員会の審議を経て、このうち7篇 (委嘱巻頭論文2篇を加えて9篇) を上記の通り、第140輯・第141輯に掲載発表した。

 2) 第39回東方学会賞 第39回東方学会賞については、5月25日に全役委員に推薦依頼を行い、8月26日に選考委員会を開催したが、該当者無しとなった。選考委員は以下の通り。
   ○東方学会賞選考委員会
     委員: 赤松明彦、土田健次郎、岸本美緒、釜谷武志、木田章義
   ○授賞者 該当者なし

2.ACTA ASIATICA: Bulletin of the Institute of Eastern Culture及び英文単行本の刊行
 本年度においては、『ACTA ASIATICA』No. 119およびNo. 120を下記の通り刊行した。また、令和3年度刊行分として、No.121「般若心経研究の最前線」(責任編集:斎藤明) 及びNo.122「「長期の18世紀」と海域アジア」(責任編集:島田竜登) をそれぞれ準備中で、本年度中に10篇の論文を入手して翻訳作業に着手した。

 (1) No.119 (2年8月刊) B5判、本文11P・脚注9P横一段組、総126頁、750部
 Sogdians in Sogdiana, China, and Turfan during the Sixth Century
 (特集 「6世紀のソグディアナ、中国、トルファンにおけるソグド人」 (責任編集:吉田 豊)
   [CONTENTS]
  YOSHIDA Yutaka吉田豊: Introduction
  Alisher BEGMATOV, Amriddin BERDIMURODOV, Gennadiy BOGOMOLOV, MURAKAMI
    Tomomi村上智見, TERAMURA Hirofumi寺村裕史, UNO Takao宇野隆夫, and USAMI
    Tomoyuki宇佐美智之: New Discoveries from Kafir-kala: Coins, Sealings, and Wooden
    Carvings
  Frantz GRENET: The Wooden Panels from Kafir-kala: A Group Portrait of the Samarkand
    nāf (Civic Body)
  ARAKAWA Masaharu 荒川正晴: The Kao-ch‘ang Kingdom’s Rule of Turfan and Its Sogdian
     Colonies in the Sixth Century
  BI Bo 畢波: The New Bilingual Sogdian and Chinese Epitaph from Yeh and the Sogdians in
    the Northern Ch‘i Dynasty
  YAMASHITA Shōji 山下将司: Sogdians during the Period of Division in North China in the
    Sixth Century as Depicted in Chinese-Language Epitaphs
  List of Contributors

 (2) No. 120 (3年2月刊) B5判、本文11P・脚注9P横一段組、総126頁、750部
  What is Han Scholarship?: With a Focus on the Han-T‘ang, and Mid- to Late Ch‘ing
  Periods
(特集 「漢学とは何か―漢唐および清中後期を中心に」(責任編集:川原秀城)
    [CONTENTS]
  KAWAHARA Hideki: Introduction
  FURUHASHI Norihiro 古橋紀宏:The Ritual Scholarship of Cheng Hsüan and Wang Su
  MINAMIZAWA Yoshihiko 南澤良彦:Han Scholarship in the Northern and Southern
    Dynasties: Tradition and Innovation to Be Seen in the Ming-t‘ang
  CHEN Jie 陳捷:An Examination of the Compilation and Publication of Collectanea
    during the Ch‘ien-lung and Chia-ch‘ing Reigns
  WATANABE Junsei 渡辺純成:The Mathematical Principles of Semantic Analysis in
    the Evidential Scholarship of the Ch‘ing Dynasty: Han Scholarship as Data
    Science
  SHINO Yoshinobu 志野好伸:Is Han Scholarship Science?: The Contrapositioning of
    Han Scholarship and Sung Scholarship in Modern China
  List of Contributors

   なお、本年度における英文単行本の企画はなかった。

3.TRANSACTIONS OF THE INTERNATIONAL CONFERENCE OF EASTERN STUDIES
  No. LXⅤ, 2020 (国際東方学者会議紀要 第65冊) の刊行
  本年度においては、5月16日・23日の両日東京・京都において開催を予定していた第65回国際東方学者会議 (ICES) が、新型コロナウイルスの蔓延により中止になったため、標記紀要の刊行もなかった。

4.『東方学会報』の刊行
  本会会務・事業の広報を目的とする本会報は、本年度においてはNo. 118とNo. 119を下記の通り刊行し、全会員ならびに関係学協会・団体機関に配布した。

(1) No. 118 (2年7月刊) A5判、本文8P縦三段組、12頁、2,000部
  〔内容〕 ○第65回国際東方学者会議の開催中止―新型コロナウイルス感染拡大を受けて―
  ○[研究室便り・第89回]早稲田大学におけるアジア学の研究状況 (飯山知保)
  ○若手研究者の研究会等支援事業[報告]
   性相学再考―部派仏教研究会第10回会合 (一色大悟)
  ○会員通信 (25氏)  ○会費免除会員  ○新会員紹介 (19氏)  ○訃報  ○退会者
  ○井波元理事の逝去  ○国際集会案内 (第68回)

(2) No. 119 (元年12月刊) A5判、本文8P縦三段組、24頁、2,000部
  〔内容〕 ○令和2年度秋季学術大会の開催―オンライン開催に89名が参加
  ○[研究室便り・第90回]慶応義塾大学におけるアジア研究の現況 (高橋智)
  ○新会員紹介 (8氏)  ○訃報  ○退会者 ○国際集会案内 (第69回)  ○会員通信 (1氏)

Ⅱ.内外学界交流事業
1.第65回国際東方学者会議 (65th International Conference of Eastern Studies) の開催
  国際東方学者会議 (ICES) は、本年度において第65回会議を下記の通り計画し、4月1日にはプログラムも発送したが、新型コロナウイルスの蔓延により開催を断念した。

 〔東京会議〕
 日時:5月16日(土) 午前10時~午後7時
 会場:日本教育会館8階会議室 (千代田区一ツ橋)
 〇開会式 (801・802会議室) (午前10時~10時25分)
   挨拶:理事長・ICES運営委員会代表 小南一郎
   祝辞:外務省
 〇シンポジウム (午前10時30分~午後5時)
   I: 術数学研究の課題と方法
    司会・趣旨説明:水口拓寿
    発表: 川原秀城 (日本)、髙橋あやの (日本)、武田時昌 (日本)、水口拓寿 (日本)、
      張哲嘉 (台湾)
  II: 平安朝漢文学のテクスト遺産
   司会・趣旨説明:藤原克己
   発表:Edoardo GERLINI (イタリア)、長瀬由美 (日本)、Brian STEININGER (米国)、
     宋晗 (中国)、三木雅博 (日本) コメント:佐藤道生 (日本)
  III: 近世世界のアルメニア人商人
   司会・趣旨説明:守川知子
   発表:守川知子 (日本)、Sebouh ASLANIAN (米国)、Kristine KOSTIKYAN (アルメニア)、
     秋山晋吾 (日本)、José CUTILLAS (スペイン)、島田竜登 (日本)
   コメント:上野雅由樹 (日本)
  IV: 安史の乱後の東アジア
   司会・趣旨説明:石見清裕
   発表:胡耀飛 (中国)、林美希 (日本)、齊藤茂雄 (日本)、村井恭子 (日本)、
     河内春人 (日本)、 新見まどか (日本)、通訳:陳蕾 (中国)
  V:「大乗」仏教 ―― 学派・教理・教判の異同とその背景を探る
   司会・趣旨説明:斎藤明
   発表:馬場紀寿 (日本)、Paul HARRISON (米国)、本庄良文 (日本)、斎藤明 (日本)、
     髙橋晃一 (日本)、藤井淳 (日本)
  ○東洋美術史
   司会:根立研介、板倉聖哲
   発表:單單 (中国)、Gina J. CHOI (米国)、申禮嘉 (韓国)、付恩浩 (中国)、王友奎 (中国)、
     馬歌陽 (中国)、Daniel BORENGASSER (米国)、皿井舞 (日本)
  歓迎パーティー (午後5時10分~午後7時) (九階〝平安〟の間)
  〔関西部会〕
  日時:5月23日(土) 午前10時30分~午後5時15分
  会場:京都市国際交流会館 (京都市左京区粟田口鳥居町)
  〇開会挨拶 (イベントホール)
   京都支部長 赤松明彦
  〇講演会 (午前10時40分~午後1時)
    Lidu YI (米国): Cross-cultural Buddhist Monastery Ruins on the Silk Road and
      Beyond: The Layout and Function of Buddhist Monasteries Reconsidered
     講師紹介・司会=向井佑介(京都大学人文科学研究所准教授)
   緑川英樹 (日本): 五山僧は山谷詩をいかに読んだか――万里集九『帳中香』について
      講師紹介・司会=道坂昭廣(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
  〇交歓昼食会(2階特別会議室) (午後1時10分~午後2時20分)
  〇参観 (午後3時~5時):京都府立京都学・歴彩館 (左京区下鴨半木町)

2.海外学者の招聘
 第65回国際東方学者会議 (ICES) の開催に際して、下記の6ヶ国から7名の海外学者の招聘を計画したが、コロナ禍のため、会議自体が中止に追い込まれ招聘できなかった。

   張哲嘉 (台湾、中央研究院近代史研究所副研究員)
   Brian STEININGER (米国、プリンストン大学助教授)
   Sebouh ASLANIAN (米国、UCLA准教授)
   Kristine KOSTIKYAN (アルメニア、マテナダラン古文書館シニアリサーチャー)
   José CUTILLAS (スペイン、アリカンテ大学教授)
   胡耀飛 (中国、陝西師範大学副教授)
   Paul HARRISON (米国、スタンフォード大学教授)

3.中国社会科学院古代史研究所との交流
  中国社会科学院古代史 (2019年4月歴史研究所から改称) との間で2009年に交流協定を締結し「日中学者中国古代史論壇」を10回にわたって中国と日本で交互開催してきた。2019年より新たに「中国文化研究国際論壇」を交互に開催する5年間の交流協定を締結し、第1回会議が厦門大学において開催された。本年度はその第2回会議を下記の通り日本で開催する予定であったが、コロナ禍のため、1年間延期することとなった。

  〔第2回中国文化研究国際論壇〕
  日時:5月16日(土):日本教育会館7階中会議室
     5月17日(日):早稲田大学外山キャンパス33号館第1会議室
  テーマ:中国文化の統一性と多様性

4.秋季学術大会及び講演会等の開催
(1) 秋季学術大会の開催
  令和2年度の秋季学術大会は、京都支部の主催により芝蘭会館別館における開催を計画したが、新型コロナウイルスの蔓延により、会議は対面での開催を見送りオンライン方式で行った。参加者は89名。

  〔令和2年度秋季学術大会〕
  日時=2020年11月7日(土)12時~5時
  ○開会:12時 開会挨拶 京都支部長 赤松明彦
  ○講演会:12時10分~午後2時30分
   稲葉  穣(京都大学人文科学研究所教授): ヒンドゥークシュは「インド人殺し」か?
     ――前近代アフガニスタンの山と道
     講師紹介・司会:京都大学大学院文学研究科准教授 中西竜也
   岸本美緒 (お茶の水女子大学名誉教授): 東アジアの擡頭書式
      講師紹介・司会:京都大学人文科学研究所教授 岩井茂樹
  ○研究発表:午後2時40分~4時50分
   山下洋平(九州大学人文科学研究院専門研究員): 日本古代国家における喪葬諸儀礼
     の位相
     司会:九州大学人文科学研究院教授 坂上康俊
   川村悠人(広島大学大学院文学研究科准教授): 東西の思想対話――ヤースカとプラトン
     の語源学  
     司会:京都大学名誉教授 赤松明彦
    早川太基(日本学術振興会特別研究員): 韻律と音律――唐宋文学研究の資料としての
     日本雅楽
      司会:京都大学大学院文学研究科准教授 緑川英樹

(2) 講演会等の開催
 本年度においては、コロナ禍のため、本会の所属する東洋学・アジア研究連絡協議会の講演会は中止となった。(II-7参照)。

5.翻訳・英文校訂サービスの提供
  国際学術交流推進の基礎的事業として平成10年度から開始した本事業は、ホームページや「東方学会報」誌上で常時案内を行っており、好評裡に推移している。本年度における実施件数は以下の通りであった。
  ○「東方学」収載論文要旨の英訳・ネイティブチェック  9件
  ○論文要旨の英訳                   66件
  ○英文要旨・論文のネイティブチェック        13件
  ○論文 (国際会議発表論文を含む) の英訳        8件

6.若手研究者の研究会等支援事業
  平成23年度から、若手研究者の学際的な研究を推奨し、研究者間の直接交流を促し、斯学の発展・普及を図るため、若手研究者の研究会等支援事業を行なっている。助成額は1件5万円、年間10件以内で、質を確保するため申請者を45歳以下の会員に限定しているものの、参加者や使途に制限はない。なお、開催後1か月以内に報告書 (800字、「東方学会報」に収載) の提出が義務付けられている。ホームページ・「会報」等で募集を行っているが、令和2年度においては追加募集を含め採択は下記2件にとどまった。採否は理事会において決定する。下記のうち2)は、新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となり、経費がかからなかったので辞退する旨の連絡があった。

  〔令和2年度採択分 (年齢・所属は申請時)〕
  1) 申請者:小二田 章 (早稲田大学招聘研究員) 40歳
    会議名:大元大明研究会
    開催日時:2月22日、会場:早稲田大学
  2) 申請者:佐藤 晃 (早稲田大学文学学術院講師) 40歳
    会議名:中観派ワークショップ2020「中観派とサンスクリット文法」
    開催日時:9月12・13日、会場:広島大学文学部

7.国際アジア・北アフリカ研究会議 (ICANAS) 関係業務
  本業務は、平成16年末のICANAS日本国内委員会解散以来、本会がその業務を引き継いだものであるが、現在休眠状態にある。

8.東洋学・アジア研究連絡協議会の事務局業務
 標記協議会は、本年度12月12日(土)に東京大学法文2号館教員談話室および1大教室で予定されていた2020年度総会・講演会を新型コロナウイルスの蔓延により中止となったが、メールで会計報告を行った。

9.「儒蔵」日本編纂委員会の事務局業務
 中国・日本・韓国・越南の漢文体で撰述された重要な儒学典籍を網羅し、校訂・解題を加えて編纂する「儒蔵」編纂事業が、2003年12月に中国 (北京大学「儒蔵」編纂中心) において開始された。中国側の依頼を受けて、日本における儒学典籍に校訂・解題を付けて編纂する「儒蔵」日本編纂委員会が2006 (平成18) 年9月に組織され、本会に事務局が置かれている。本年度も関連図書の受付にとどまった。

10.ホームページによる情報の提供
 平成14年4月に開設した本会ホームページについては、事業及び財務等に関する資料の情報公開をするとともに、逐次情報の集積と更新を行い、以下の項目をもって広く情報の提供を行った。
   〔内容〕
   ○東方学会要覧(沿革・目的/役員/歴代会長・理事長/入会案内・会員規定/定款)
   ○事業(出版編纂/内外学界交流/会員関係/図書室/事業計画・事業報告 [事業計画・
   収支予算、事業報告・収支決算]) ○機関誌『東方学』(執筆要領/最新号) ○東方学会賞
   (規定/授賞者一覧) ○出版物(出版物の購入/出版目録 [東方学、ACTA ASIATICA、
  国際東方学者会議紀要、東方学会報、東方学論集、記念論集、英文単行本]) ○若手研究者
  の研究会等支援事業(実施要項・助成実績) ○会議案内 (国際東方学者会議 [ICES]/秋季
  学術大会・会員総会/日中学者中国古代史論壇/中国文化研究国際論壇/国際アジア・
  北アフリカ研究会議 [ICANAS] 情報) ○東洋学・アジア研究連絡協議会

III.図書室事業
1.内外研究情報・資料の交換・斡旋と図書室の整備
 本会出版物を内外関係大学・研究機関に送付し、資料の交換・寄贈を求める本事業は、資料送付の継続性を重視し、できる限り数を減ずることなく寄贈を行っている。この出版交流における各出版物の送付件数は、ICES中止を受けて『国際東方学者会議紀要』の刊行が無く、『ACTA』各585件601冊、『東方学』各382件385冊であった。本会が交換・寄贈を受けた東方学関係図書・雑誌・研究資料、及び購入図書等、本年度における新收図書は、国内発行・海外発行併せて20冊、雑誌は国内発行232種448冊、海外発行42種79冊であった。海外との交流では、新型コロナウイルスの影響で送受信できない国々があり、発送・受領件数が減少している。

  〔資料送付及び受領部数〕
  ○国内:機関誌『東方学』、『ACTA ASIATICA』、『東方学会報』など本会出版物を335団体に
   寄贈し、公刊資料との交換を求めた。これに対する本会の受領件数は、単行本20冊、雑誌
   232種448冊であった。
  ○海外:同じく上記本会刊行物 (『会報』を除く) を海外の487団体機関に寄贈し、公刊資料と
   の交換を求めた。これに対する本会の受領件数は、単行本0冊、雑誌42種79冊であった。

2.録音資料の保存
 本年度においては、「先学を語る」シリーズで、10月に有光教一先生 (企画=吉井秀夫) と3月に澤田瑞穂先生 (企画=稲畑耕一郎) とを取り上げ、下記の通り座談会を開催した。録音資料は永く保存するとともに、その速記原稿は整理編集して、『東方学』に掲載する。

   「先学を語る」――有光教一夫先生 (『東方学』第142輯 [2021年7月末] に収載予定)
    日時:令和2年10月30日 (金) 午後2時~5時
    会場:高麗美術館研究所
    出席:吉井秀夫 (司会)、西谷正、東潮、鄭喜斗、小南一郎
   「先学を語る」――澤田瑞穂先生 (『東方学』第143輯 [2022年1月末] に収載予定)
    日時:令和3年3月18日 (木) 午後2時~5時
    会場:東方学会会議室
    出席:出席:稲畑耕一郎 (司会)、岡崎由美、増子和男、寺村政男

IV.会員関係事業
1.会員現況   総数 1,343名(令和3年3月末日)
    入会22名、逝去5名、退会40名(差引23名減)
 本会事業運営の基盤である会員組織の増強については、本年度においても引続き一定数の入会者を得たが、差引き23名の減員となった。

2.全国会員総会の開催
 本会の令和2年度第70回全国会員総会は、京都支部主催のもと、コロナ禍のため秋季学術大会に引き続きオンラインで会務報告を行った。
   〔第70回全国会員総会〕
   日時:令和2年11月7日 (土) 午後5時10分~5時20分
   次第:会務報告 理事長 小南一郎

3. 会員名簿・要覧の刊行
  『東方学会会員名簿』および『東方学会要覧』は、隔年刊行のため本年度においては刊行しなかった。
                                                  以 上


計算書

損益計算書 (PDF)


貸借対照表
(PDF)

  

貸借対照表附属明細書 (PDF)

      


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